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Colum…2014/2/16:映画レビュー【エアフォース・ワン】
公開年/製作国:1997年/アメリカ
上映時間:124分
監督:ウォルフガング・ペーターゼン(ザ・シークレット・サービス、アウトブレイク他)
出演者:ハリソン・フォード(インディ・ジョーンズシリーズ、スターウォーズシリーズ、他)、ゲイリー・オールドマン(レオン、ハリーポッターシリーズ、他)
音楽:ジェリー・ゴールドスミス(L.A.コンフィデンシャル、追跡者、他)
アメリカとロシアの共同軍事作戦でカザフスタンの指導者、イワン・ラデク将軍の逮捕に成功したジェームズ・マーシャル合衆国大統領(ハリソン・フォード)はモスクワで行なわれた祝勝会に出席し、スピーチの場で「今後、合衆国はテロリストとの取引に一切応じない」と宣言する。祝勝会後、大統領専用機VC-25(コールサイン:エアフォース・ワン)に搭乗し帰国の途に着く。しかし、テレビクルーに扮して乗り込んだイワン・コルシュノフ(ゲイリー・オールドマン)一味と内通者の手引きにより、エアフォース・ワンは激しい銃撃戦の中、ドイツのラムシュタイン空軍基地に緊急着陸を試みるが、コックピットに突入したコルシュノフにより、機は再び離陸。ついにテロリスト一味の手に落ちてしまう。一方、ホワイトハウスでは緊急招集された閣僚たちがテロリストとの交渉を開始。彼らが要求したのはラデク将軍の釈放であった。辛くも難を逃れた大統領は飛行機を奪還するため、行動を開始する……。
緊急脱出用ポッド(実際のVC-25には搭載されてない)で機外に脱出したはずの大統領が実は機内に残っており、孤軍奮闘するという内容で大統領対テロリストの戦いが機内中で繰り広げられる。ファースト・レディ(大統領夫人)と娘が人質に取られてしまうことで家族を救うために交渉に応じるか、否かの葛藤も描かれている。
一番盛り上がるのは前半のハイジャックシーン。内通者の手引きによって解放された武器庫から銃器を奪い、機内で銃撃戦を開始するぶっ飛びっぷり(実際そんなことしたらすぐ墜落する)もすごいが、この映画製作のためにわざわざVC-25仕様に塗装されたボーイング747型機を飛ばしたというのもすごい。しかもこの747は民間機としてJALグループに所属していた機体で就航当時はJAA(日本アジア航空)機として台湾や東南アジア便で活躍していたらしい。(もしかすると自分も乗ったことある)乗り物好きとしてはこれだけ力を入れているという点で評価が高い。
また、当時まで機密扱いだったVC-25機内を再現するため、主演のハリソン・フォードが当時の大統領ビル・クリントンに直接交渉して機内を特別に取材できる許可を得た。(そもそも友人関係にあったらしい)後にディスカバリー・チャンネルの番組で機内を撮影した実際の映像が公開されたが、ほぼその通りに再現されていた。
ハリソン・フォードの体を張ったアクションも見もので、当時すでに55歳にも関わらず格闘シーンなどを自分でこなしている。ちなみに、インディ・ジョーンズ<<クリスタル・スカルの王国>>でも(当時66歳)ほぼスタントなしでアクションをしている。
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